台風の備えに手袋を|防災アイテムと台風対策品のチェックリスト

台風が近づいてきたとき、「窓ガラスの養生」「断水・停電対策」までは思いついても、作業をする自分の手を守ることまで考えている方は少ないのではないでしょうか。
ベランダの植木鉢を運び入れたり、飛ばされそうな物を片付けたり、窓に養生テープを貼ったり——台風の備えは、実は手をよく使う作業の連続です。鉢の欠けやテープの角、庭木の切り口などで、思わぬ切り傷を負ってしまうこともあります。
この記事では、8月の台風シーズンに向けて確認しておきたい防災アイテム20選のチェックリストと、備えの中で見落とされがちな「手袋」の必要性・選び方までを、正直な注意点も含めて解説します。
この記事でわかること
- 台風が来る前に確認しておきたい防災アイテム20選のチェックリスト
- 台風の備えで見落とされがちな「手袋」の役割と、あると助かる場面
- 防刃手袋は防水ではないこと・穿刺や飛来物の衝撃には対応していないという正直な注意点
- 綿軍手・ゴム手袋・防刃手袋を切り傷対策の視点で比較した結果
- 台風が過ぎたあとの片付けにも使えるかどうか
目次
あなたの台風の備えはどのタイプ?
「台風 備え 手袋」を調べている方でも、備えの進み具合はさまざまです。まずはご自身に近いタイプを確認してください。次にやるべきことが変わります。
タイプA:まだ何も対策していない(これから始める)
- 台風情報を見て「そろそろやらないと」と思いつつ、手をつけられていないタイプ
- まずは次章のチェックリストで、最優先の項目だけでも今日中に済ませるのが先決
- → 完璧を目指さず、窓の養生と飲料水の確保から始める
タイプB:窓の養生や庭の片付けは考えているが、手を守るものまでは考えていなかった
- 備蓄や養生テープは用意しているが、作業中の切り傷までは想定していないタイプ
- 鉢の欠け・テープの角・庭木の切り口など、作業中の小さな切り傷は意外と多い
- → 手袋を1つ用意しておくと、片付け作業を安心して進められる
タイプC:台風の備えは毎年やっているが、いつも手を切りそうになってヒヤッとしている
- 経験上、作業の危なさは分かっているが、専用の対策までは取っていないタイプ
- 「今年こそは」と思っている方に向いている段階
- → 切り傷対策に特化した手袋を選び、来年以降も使い回せるものにする
タイプが決まったら、次の章で防災アイテム20選のチェックリストを見ていきましょう。
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台風に備える防災アイテム20選|今すぐ確認したいチェックリスト
台風が接近する前に確認しておきたい項目を、「屋外・窓まわり」「備蓄・食料」「停電・情報対策」「避難・けが対策」の4つに分けて20項目にまとめました。上から順に確認し、済んだものからチェックしていってください。
屋外・窓まわり
- 雨戸・シャッターを閉める
- 窓ガラスに養生テープを貼る
- ベランダ・庭の植木鉢や物干し竿を室内に入れる
- 排水溝・雨どいのゴミを取り除く
- 自転車・屋外家具を固定するか室内へ移動する
備蓄・食料
- 飲料水を最低3日分用意する
- 停電時も食べられる非常食を用意する
- カセットコンロ・ガスボンベの残量を確認する
- 冷蔵庫用の保冷剤を凍らせておく
- 浴槽に生活用水をためておく
停電・情報対策
- モバイルバッテリーを満充電にしておく
- 懐中電灯・ヘッドライトの電池を確認する
- 携帯ラジオを用意する
- スマホの緊急速報・ハザードマップを確認する
- 車のガソリンを満タンにしておく
避難・けが対策
- 非常用持ち出し袋を玄関近くに置く
- 避難場所・避難経路を家族で確認する
- 手を保護する手袋を用意する(次の章で詳しく解説します)
- 保険証・現金のコピーを用意する
- ペットがいる場合はペット用品も準備する

ベランダの植木鉢を室内へ運び入れる作業も、手をよく使う台風の備えのひとつです。
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【関連記事】防災備蓄は何日分?家族の人数で量が一瞬でわかる無料ツール
台風の備えで見落とされがちな「手袋」の役割
チェックリストの中でも、「手袋」は後回しにされやすい項目です。しかし実際にやってみると、台風の備えは思った以上に手を使う作業だと気づきます。
ベランダ・庭の片付け作業で手を切るリスクを下げられる
植木鉢の欠けた角、養生テープをちぎるときのテープの端、庭木の切り口など、片付け作業には小さな切り傷の原因がいくつも潜んでいます。EN388認定 耐切創レベル5の防刃手袋は、こうした切り傷への対策になります。
台風前後の片付けだけでなく、日常の作業にも使い回せる
台風のときだけ使うものだと、いざというときに「どこにしまったか分からない」となりがちです。防刃手袋は草刈りやゴミ出しなど日常の場面でも使えるため、玄関などの取り出しやすい場所に置いておけば、台風前の急な準備にもすぐ対応できます。
庭木の剪定・片付けを刃物を使いながら安心して進められる
台風前には、飛ばされそうな庭木の枝を剪定バサミで整えておく方も少なくありません。WARAIGAOの防刃手袋を開発した「たすく」は、こうした刃物を扱う作業についてこう話しています。「庭仕事で剪定とかハサミを使ったりするとき、防刃手袋をつけてる方が安心。刃物を扱う作業との相性がいい」。台風前にベランダの植木や庭木を整理する場面でも、この安心感は変わりません。
家族の人数分をどう備えるか、予備を持つべきかについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
【関連記事】防刃手袋は2個セットを選ぶべき?消防士が正直に教える予備を持つ理由【2026年最新】
正直な注意点(デメリット)
台風の備えとして手袋を用意するうえで、知っておいてほしい注意点を正直にお伝えします。
ニット素材のため防水ではない
WARAIGAOの防刃手袋はニット素材で、防水加工はされていません。強い雨の中で長時間作業すると手袋が濡れてしまいます。雨天時は上から薄手のゴム手袋を重ねる、屋根のある場所や短時間で済む作業に限定するなどの工夫をおすすめします。
切り傷対策であり、穿刺や飛来物の衝撃には対応していない
防刃手袋が対応しているのはEN388という「切り傷」の規格です。釘やガラスの先端が刺さる穿刺(せんし)には対応しておらず、強風で飛んできた物が当たる衝撃を防ぐものでもありません。強風時に外に出ること自体を避けるのが基本の対策です。
手袋だけで台風対策が完成するわけではない
手袋はあくまで、片付け作業中の切り傷対策という「備えの一部」です。窓の養生・備蓄・避難経路の確認など、この記事の20選チェックリスト全体を進めることが台風対策の基本になります。
チェーンソーなどの電動工具には非対応
剪定バサミなど手動の刃物を扱う作業までは相性がいい一方、チェーンソーやグラインダーといった電動工具には対応していません。過信せず、対応範囲を理解したうえで使ってください。
綿軍手・ゴム手袋・防刃手袋の比較
台風の備えで使う手袋には、主に3つの選択肢があります。「切り傷対策」「耐久性」「水への強さ」の軸で比較すると、それぞれの向き不向きが見えてきます。
| 比較項目 | 綿軍手(100均など) | ゴム手袋 | 防刃手袋(WARAIGAO) |
|---|---|---|---|
| 切り傷対策 | 弱い(薄い布地で貫通しやすい) | 製品による(薄手は弱い) | 強い(EN388耐切創レベル5) |
| 耐久性 | 低い(数回でほつれやすい) | 中くらい | 高い |
| 水への強さ | 弱い(すぐ濡れる) | 強い(防水) | 弱い(ニット素材で防水加工なし) |
| 価格帯 | 数十円〜 | 数百円 | ¥948(税込) |
| こんな場面向け | とりあえず今すぐ使いたい | 雨の中の作業・水仕事 | 鉢運び・庭木の剪定・窓の養生など切り傷対策を重視する作業 |
雨の中での作業が中心ならゴム手袋、切り傷対策を重視するなら防刃手袋というように、作業内容に応じて使い分けるのがおすすめです。迷ったら、両方を用意して場面ごとに使い分ける方法もあります。

懐中電灯や非常用持出袋と一緒に、切り傷対策の手袋も備えの定位置に置いておくと出し忘れを防げます。

よくある質問(6問)
まとめ
この記事のまとめ
- 台風の備えは接近の2〜3日前から進めると、直前に慌てずに済む
- 防災アイテム20選のチェックリストで、屋外・備蓄・停電・避難の4分野を抜け漏れなく確認する
- 鉢運び・庭木の剪定・窓の養生など、手を使う作業には切り傷対策の手袋が役立つ
- 防刃手袋は防水ではなく、穿刺や飛来物の衝撃にも対応していない(過信は禁物)
- 綿軍手・ゴム手袋・防刃手袋は、それぞれの強みに合わせて使い分ける
- 台風が過ぎたあとの片付けにも、同じ手袋を使い回せる
台風の備えは、防災アイテムを揃えることと同じくらい、作業中の自分の手を守ることも大切です。まずは20選チェックリストの中で今日できることから始めて、手袋も備えの定位置に置いておいてください。


