草刈りで手を切る前に読んでほしい。消防士が防刃手袋をすすめる理由
夏の草刈りは、毎年同じ作業の繰り返しです。草が伸びる前にやってしまおうと思って外に出て、鎌を振っているうちに気づいたら指から血が出ていた——そういう経験をされた方は多いと思います。
消防士として現場で働いていたとき、草刈りや庭作業中に手を切った方を搬送したことが何度もありました。鎌の滑り、切った草の茎の切り口、剪定ばさみを閉じるときの不意な動き。「注意すれば防げた」と思うほど、実際の現場では一瞬のことです。
この記事では、草刈りで手を切るほんとうの原因と、防刃手袋がどう助けになるかを正直に書きます。草刈り機の回転刃には対応していないという正直なデメリットも含めて、きちんとお伝えします。
この記事でわかること
- 草刈りで手を切るほんとうの原因(鎌・茎の切り口・剪定ばさみ)
- 軍手ではなく防刃手袋が必要な理由
- 防刃手袋が対応できる場面・できない場面(草刈り機の回転刃はNG)
- 夏の草刈りに防刃手袋を使うときの正直なデメリット
草刈りで手を切るほんとうの原因
草刈りで手を怪我する原因は、草そのものより「道具と草の切り口」にあります。
鎌の滑り
草刈り鎌を振るとき、草が濡れていたり、汗で手のひらが滑っていたりすると、鎌が予想外の方向に動くことがあります。慣れている方ほど「いつもと同じ感覚」で動かすため、グリップが甘くなったときに気づきにくい。
草の茎の切り口
これが意外と見落とされています。草を鎌や剪定ばさみで切ると、茎の断面がカミソリのように鋭くなります。刈り取った草を束ねてまとめるとき、この切り口に手のひらや指が擦れて切れる。痛みがないまま血が出ていることもあります。
剪定ばさみの閉じ動作
太い草や細い木の枝を剪定ばさみで切るとき、想定より力が要ることがあります。力を入れた瞬間にばさみが急に閉じて、反対の手の指先をかすめる——消防士時代にも、こういう経緯で怪我をされた方を見てきました。
草刈りで手を切る主な原因
- 鎌・剪定ばさみが滑って自分の手に当たる
- 刈った草の茎の切り口(断面が鋭利)
- 草束を持つ・まとめるときに断面が擦れる
- 太い草を力任せに切ろうとしてばさみが急に閉じる
軍手では守れない理由
「軍手をつけているから大丈夫」という方が多いのですが、軍手には切断に耐える性能の規格がありません。
軍手の素材は綿または綿とポリエステルの混紡です。物をつかみやすくするための摩擦と、汗を吸うための通気性に特化しています。「刃が触れたときに切れにくくする」という目的の製品ではないため、鎌の刃が触れれば普通に切れます。
EN388という規格の話
防刃手袋には「EN388」という国際規格があります。これは「刃が横方向に滑るように当たる力(切断)に対して、どれだけ耐えられるか」を数値で示す規格です。軍手にはこの規格がないため、刃に対する耐性を保証できません。
WARAIGAOの防刃手袋はEN388規格に基づいた切断耐性を持っています。10社以上の工場からサンプルを取り寄せて試した結果、軍手との違いを実際に体感しました。軍手は一度刃が触れるだけで簡単に切れる。防刃手袋は同じ力では切れない。この差は数値で出ているだけでなく、実際に試すとはっきりわかります。
防刃手袋が草刈りに向いている理由
防刃手袋が草刈りに使いやすい理由は、「薄手でフィット感があること」です。
農業用や作業用の分厚い革手袋は、手の動きが制限されます。鎌を持ちながら束になった草を動かすような作業では、指先の感覚がないと動きにくい。薄手でフィット感のある防刃手袋は、感覚を残しながら切断耐性を持たせることができます。
草の茎の切り口から守る
刈り取った草を束ねるとき、素手では茎の断面が手のひらに擦れます。防刃手袋をつけていれば、この「うっかり擦れ傷」のリスクが下がります。草刈りの時間より、後片付けの時間のほうが切り傷が起きやすいという方もいます。
剪定ばさみを使う場面でも
太い草の根元や細い木の枝を剪定ばさみで切る場面では、防刃手袋が指先を守ります。ばさみが急に閉じたとき、素手なら傷になる力でも、EN388規格の素材が間にあれば傷の深さが変わります。
防刃手袋が向いている草刈りの場面
- 鎌・草刈り鎌を使った手刈り
- 剪定ばさみで草の根元・細い枝を切る作業
- 刈り取った草を束ねてまとめる後片付け
- 伸びた草の中に手を入れて引き抜く作業

WARAIGAO 防刃手袋
EN388規格適合・薄手フィットタイプ
草刈り・剪定作業に向いたサイズ展開(XS〜L)
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使ってみた方の声
60代男性・毎週末に庭の草刈りをされている方
鎌で草を刈るたびに、手のひらを茎の切り口で擦っていた。防刃手袋にしてから、その傷がほぼなくなりました。軍手は何枚あっても足りなかったけど、防刃手袋は洗って繰り返し使えるのもよかったです。
50代女性・田んぼの畦草刈りをされている方
剪定ばさみで太い草を切るときに指を切ることが多かった。防刃手袋に変えてから同じ場面でも怪我が出なくなった。薄手なのでハサミの感覚も残ります。
正直なデメリット・守れない場面
防刃手袋の正直なデメリットをお伝えします。いいことだけ書くのは誠実ではないと思っているので、ここははっきり書きます。
草刈り機(電動・エンジン)の回転刃には対応していない
これが最も重要な点です。草刈り機が持つ高速回転する刃は、EN388規格の切断耐性の対象外です。草刈り機を使う場面では、防刃手袋ではなく、振動・回転刃対応の専用グローブが必要です。
防刃手袋が対応しているのは「鎌・剪定ばさみ・茎の切り口など、ゆっくりした動きの刃との接触」です。機械の力は想定の外にあります。この点だけは、はっきりお伝えしておきます。
夏は蒸れる
薄手とはいえ手袋です。夏の炎天下で長時間の草刈りをすると、手の中が蒸れます。朝の涼しい時間に草刈りをする、作業の合間に外して休憩するという使い方が現実的です。
防刃手袋では守れない場面
- 草刈り機・刈払機の高速回転する刃(EN388対象外)
- 草・植物のとげ・棘(刺し傷は穿刺。EN388は切り傷専用)
- 長時間の炎天下作業(蒸れる)
- 虫刺されや農薬
よくある質問
まとめ
この記事のまとめ
- 草刈りで手を切るのは、草そのものより鎌の滑り・茎の切り口・剪定ばさみが原因
- 軍手には切断耐性の規格がなく、刃には無力
- 防刃手袋(EN388規格)は、鎌・剪定ばさみ・茎の断面からの切り傷リスクを下げる
- 草刈り機の高速回転する刃には対応していない(正直に書きます)
- 夏は蒸れるので「手刈り・後片付けの時間だけつける」使い方が現実的
草刈りは毎年繰り返す作業です。「今まで怪我しなかったから大丈夫」という感覚が一番危ない。消防士時代にそう感じてきました。気をつけていても、鎌が滑る瞬間と、茎の断面が当たる瞬間は一瞬です。
防刃手袋は万能ではないですが、手刈り・剪定ばさみ・後片付けという「夏の草刈りでよく起きる切り傷」のリスクを下げるには十分な道具です。今年の夏の草刈りに、一度試してみてください。
「そもそも普通の軍手ではダメなのか」が気になる方は、軍手との違いを実際の作業ごとに比べたこちらの記事もどうぞ → 草刈り用の軍手おすすめ|普通の軍手で足りる?手を切らない手袋の選び方


