防刃手袋は本当に切れないのか?消防士がカッターで本気検証した結果

「防刃手袋って書いてあるけど、本当に切れないの?」——そう疑いたくなる気持ち、よくわかります。SNSやレビュー動画には「全然切れなかった」という声もあれば、不安をあおるような書き込みもあり、何を信じればいいのか分かりにくいのが実情です。
わたしたちWARAIGAOは、消防士が監修した防刃手袋ブランドです。お客様のレビュー動画で、手袋をパンパンに張った状態でカッターを当てて「全然切れねえ」と話しているものが印象に残っています。
この記事では、実際にカッターナイフを使った検証を通じて、防刃手袋が「切れない」と言える条件、逆に「切れてしまう」条件を、良いところも限界も正直にお伝えします。
こんな人におすすめ
- 防刃手袋を検討しているが「本当に切れないのか」が気になる人
- SNSやレビュー動画の検証結果を見て、実際どうなのか確かめたい人
- EN388規格の耐切創レベルの意味がよく分からない人
- 防刃手袋を過信して危険な使い方をしないか不安な人
- 購入前に、切れる条件・切れない条件を具体的に知りたい人
目次
WARAIGAO防刃手袋のスペック
まず基本スペックを確認しておきましょう。「防刃」と書かれた手袋でも規格の裏付けがない商品があるため、購入前に確認しておきたいポイントです。
| 規格 | EN388認定 耐切創レベル5(最高等級) |
| 素材 | UHMWPE(超高分子量ポリエチレン) |
| サイズ展開 | XS・S・M・L(4サイズ) |
| 価格 | ¥948(税込) |
| 収納・お手入れ | 袖口ループで吊るして収納・乾燥可能/手洗い(中性洗剤・陰干し) |
| 保証 | 30日間返品保証 |
耐切創性能はEN388規格の2桁目の数字で確認でき、WARAIGAOの防刃手袋はこの数字が最高等級の「5」です。Amazonで「防刃」と検索すると、この認証番号が記載されていない商品も少なくないため、性能を確認したうえで選ぶことをおすすめします。
カッターナイフで実際に検証してみた
実際にカッターナイフを使い、3つの角度から検証しました。
カッターの刃を手のひらに当てて強く引いても、皮膚まで届かない
手袋をつけた状態でカッターナイフの刃を手のひらに当て、力を込めて引く検証を行いました。刃先が生地の表面を滑るような感覚で、繊維の奥の皮膚までは届きませんでした。EN388認定レベル5という耐切創性能の裏付けがあるからこその結果です。
指の間や縫い目付近など、弱点になりやすい部分も確認
手袋は指の間や縫い目部分が弱点になりやすいと言われますが、通常の使用範囲でカッターを当てる検証では、そうした部分でも切創には至りませんでした。
お客様のレビュー動画でも同様の結果が報告されている
実際にお客様から届いたレビュー動画でも、手袋をパンパンに張った状態でカッターを当てて「全然切れねえ」と話しているものがありました。私たちの検証だけでなく、実際に使っている方からも同じ傾向の声が届いています。

カッターの刃を手のひらに押し当てて、切創耐性を実際に検証している様子。

検証後、手袋自体に裂けや破損がないかもあわせて確認した。
正直なデメリット・切れてしまう条件
良いところだけでなく、防刃手袋の限界も正直にお伝えします。「絶対に切れない」と過信すると、かえって危険です。
「絶対に切れない」わけではない
EN388規格の耐切創試験は、刃を一定の力で往復させて何回で切れるかを測る試験です。刃先を鋭角に当てて渾身の力で強く引くような使い方をすれば、防刃手袋であっても切れる可能性はあります。過信せず、刃物を扱うときは慎重さを忘れないでください。
チェーンソーやグラインダーなど回転する刃物には対応しない
防刃手袋が防ぐのは「切り傷」であり、高速回転する刃物にはまったく対応していません。チェーンソー作業などには専用の保護具を別途用意してください。
とげ・釘のような「刺さる」ケガには切創ほど強くない
EN388の耐切創性能は横方向の刃(切り傷)に対するものです。バラのとげや釘のような、垂直に刺さる力(穿刺)に対しては切創ほどの防護力はありません。とげが多い作業では別途注意が必要です。
洗濯機は使えない
中性洗剤でのぬるま湯手洗いと陰干しが必要です。洗濯機や漂白剤は生地を傷める原因になるため避けてください。袖口のループがあるので、洗った後もそのまま吊るして乾かせます。
洗濯後に乾くまでの間や消耗した時に備えて予備を持っておくかどうかについては、こちらの記事で解説しています → 防刃手袋は2個セットを選ぶべき?消防士が正直に教える予備を持つ理由
一般的な軍手との耐切創比較
「本当に切れないのか」を確かめるために、一般的な軍手とWARAIGAOの防刃手袋を耐切創性能の観点で比較しました。
| 比較項目 | 100均・一般軍手 | WARAIGAO防刃手袋(EN388レベル5) |
|---|---|---|
| 耐切創性能(規格の有無) | 表記なし・保証なし | EN388認定 耐切創レベル5 |
| カッターの刃を当てた時の強さ | 薄い生地ですぐに切れる不安がある | 検証では皮膚まで届かず |
| 回転する刃物(チェーンソー等) | 非対応 | 非対応(切創専用のため過信禁物) |
| とげ・釘のような刺さる力 | 非対応 | 切創ほどの防護力はない |
| フィット感・作業のしやすさ | サイズが大きくブカブカなことが多い | XS〜Lの4サイズ展開でフィット |
| 価格帯(目安) | 100〜300円程度 | ¥948(税込) |
検証してわかったこと

よくある質問(5問)
まとめ
この記事のまとめ
- 防刃手袋は「切れにくくする」ものであり「絶対に切れない」わけではない
- 通常の使い方でカッターを当てる検証では、皮膚まで届かない結果だった
- WARAIGAOの防刃手袋はEN388認定レベル5(最高等級)の耐切創性能
- お客様のレビュー動画でも同様の「切れない」という声が届いている
- チェーンソー・グラインダーなど回転する刃物には非対応
- とげ・釘のような刺さる力(穿刺)には切創ほどの防護力はない
- 正しい理解で使えば、日常の切創リスクを大きく減らせる1枚
「防刃」という言葉だけを鵜呑みにせず、性能の裏付けと限界の両方を知ったうえで選んでほしい——それが今回の検証でお伝えしたかったことです。WARAIGAOの防刃手袋は、消防士の経験とEN388レベル5の耐切創性能から生まれた1枚です。Amazonから購入いただけます。



